History

Our Storyホーランド&シェリーについて

英国高級服地マーチャントのホーランド&シェリー社は1836年にロンドン、ボンド・ストリートにて創業され、170年以上の長きに渡り世界中にその高品質な服地を提供しております。

現在の本社はスコットランド、エジンバラ近郊のピーブルズという町にあり、ロンドン、セビルローにはロンドン営業所、また世界40カ国以上(平成24年8月現在)に直営の現地法人か専属契約の総代理店を設け全世界に向けその多彩な服地コレクションを輸出しております。

また英国内外に直営の織物工場も有し、服地のみならずインテリア素材など多岐に渡る事業を展開しております。

ホーランド&シェリー社の服地コレクションの最大の特徴はその豊富なコレクション数にあります。

ウール素材は勿論、コットン、シルク、リネンからカシミヤ、ビキューナなどの最高級素材までと幅広く、春夏、秋冬の各シーズンで取り揃える素材数(品質数)は約30種、それぞれの素材で30~80パターンの色柄を揃えますので、年間平均約3,000パターンの服地をコレクションとして用意しております。

この総量は世界一を誇り、ヨーロッパの他のマーチャントと比較しても圧倒的なコレクションの豊富さです。

創業当時より英国外マーケットへの輸出に重きを置いており、基本的にはマーチャントの基幹ビシネスであるバンチ見本を用いたカット・レングス(着分の切り売り)販売が主力となっております。

ヨーロッパ著名ブランド(婦人服含む)以外への反ベースの販売は基本的には行っておらず、日本に於いても量産既製服用の反ベースでのご提供は差し控えさせて頂いております。

これはブランド知名度を高めることにおいては不利になりますが、取り扱いの服地はマーチャント業故、量産既製服に見合うミルものの様な安価なお値段設定が難しい面もあり、オーダー・ベースでのお客様のことを深慮してのマーケット・コントロールとご理解頂きたく思います。

よって問屋様への在庫用や既製服用の反販売を別にした切り売り実売数(バイ・オーダー受注数)に於いては世界一の数量を誇ります。

現在一日の世界中からの受注数は平均して600着、多い日では1,000着を超す量を扱っております。

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またバンチ見本を用いた販売方法も世界初として知られており、創業当時の最初のバンチ見本は今でも社内のミュージアムに大切に保管されています。

日本のマーケットに於いても40年以上前よりバンチ見本による販売を行ってまいりました。

サービスに於いても世界一を自負しており、前述の一日平均600着を超す量の受注も当日の内に全てカットし全世界へ向け特別契約の国際物流システムを用い同日出荷する体制を整えております。

また常時3,000パターンもの多数のコレクションの在庫状況を常に把握し、売れ行き、時期を考慮しながら適切な入荷調整を行っておりますので、コレクションから外れてゆく非継続のもの以外は極力在庫を切らさぬ様に慎重な在庫管理を行っております。

現在、ビスポーク・スーツのメッカ、セビルローの全てのテーラー様は勿論、イタリア、フランス他ヨーロッパのほとんどの著名テーラー様でお取り扱いを頂いております。

勿論、日本に於いてもイージー・オーダー専門のテーラー様から多くの若手デザイナー・テーラー様、老舗テーラー様及び著名専門店様、オーダー・サロンを有するほぼ全ての百貨店様に幅広く服地をご提供させて頂いております。

British Textiles and Tailoring